生命理学科では、未来の自分を想像しながら、生物を学ぶ楽しさを知ってもらうために、オープンキャンパスを毎年8月上旬に実施しています。研究室見学ツアーや実験生物の展示などを通して学科の雰囲気を体感でき、最先端研究にも触れられるまたとない機会です。実験生物の展示コーナーでは、実際の研究に使われている細胞などを、担当教員による説明とともに自分の目で観察することもできます。参加は事前申込み制となっており、受付開始は、例年6月下旬頃です。
理学として生物学、生命科学が目指すこととは、生き物の背後にある基本原理を探り出し、それに基づいて生き物の営みを分子、細胞さらには個体レベルで理解することです。しかし、未解明の重要問題を知り、解決することだけが生命理学科の使命ではありません。問題そのものを発見する能力もきわめて重要です。何気ない現象に潜む不思議に気付くには、生き物に対する先入観のない観察力と幅広い知識に基づいた自由な発想が必要です。生命理学科では君たちが力強い意志を持ってこれらを涵養し、世界の第一線で活躍することを期待しています。
オープンキャンパス
2024年10月17日更新
- 期 日
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2024年8月9日(金) ※終了しました。2025年度の日程が決まり次第更新します。
- 場 所
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ウェブサイトおよび当日配付資料でお知らせします。
- 申込み
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名古屋大学 受験生応援サイト NU Start Guideから事前申込みしてください。受付開始は、例年6月下旬頃です。
オープンキャンパス2024理学部紹介のオンデマンド配信についてはこちらのリンクから。29分30秒から生命理学科の紹介をご覧いただけます。
- 内 容
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学科説明会
研究室見学ツアー
実験生物の展示と観察
研究内容ポスター展示
入試について
一般選抜(2月下旬実施、3月上旬合格発表、4月入学)
一般選抜では、大学入学共通テストにより総合的な基礎学力を測り、個別学力検査では「数学」「理科」および「外国語」を課すことにより、理学の諸分野における教養の幅広さと知識の深さ、論理的思考力などを評価します(令和7年度入学者選抜以降は、個別学力検査の科目から「国語」を廃止します)。入学後1年目の冬に学科分属が行われ、生命理学科への進学が決定します(希望者多数の場合は成績順)。
※総合型選抜および学校推薦型選抜との併願が可能です。
総合型選抜(10−11月実施、11月合格発表、4月入学)
科学コンテスト(生物学分野以外も可)等において入賞などの研究実績があることが出願条件で、入学後は世界をリードする生命理学科の研究室で研究を極め、世界に羽ばたきたいと希望する人を対象とした入試です。書類審査による一次審査と、小論文および面接の二次審査により、研究能力と意欲を評価します。大学入学共通テストは課しません。入学後は専属メンターによる学習指導や発表会聴講、研究室インターンシップによる先端研究経験が可能で、生物学の知識を広め、科学的思考を発展できる機会が設けられています。2年目から生命理学科への優先分属ができます。詳細は生命理学科総合型選抜特設サイトをご覧ください。
*一般選抜および学校推薦型選抜との併願が可能です。
学校推薦型選抜(2月上旬実施・合格発表、4月入学)
生物学や生命科学に強い知的好奇心をもち、かつ課外研究を含めたさまざまな活動に打ち込んできた人を対象とした入試です。学校推薦型選抜では、大学入学共通テストにより総合的な基礎学力を評価すると共に、提出書類により高校での学習成果や様々な活動への取組状況を、面接により理学に対するチャレンジ精神や知的好奇心、表現力、説明力を評価します。募集要綱に記された提出書類と共通テストによってまず募集人員の約半数が決定され、さらに取り組んできた活動や勉学についての面接によって残りの約半数が決定されます。入学後1年目の冬に学科分属が行われ、希望者多数の場合は成績順となります。
※一般選抜および総合型選抜との併願が可能です。
国際プログラム群(通称:G30 生物系プログラム)(12-3月実施、3月合格発表、10月入学)
すべての講義が英語で行われ、卒業単位が取得できるコースです。海外の学校あるいは日本国内インターナショナルスクールで教育を受けてきた人に応募資格があります。名古屋大学へ留学を希望する外国籍の生徒、外国在住日本人、もしくは帰国子女など英語を得意とする生徒で、生命科学に強い関心を持つ人が対象です。一次審査(書類審査)および二次審査(面接審査)により、基礎学力および生物学における知識の深さと、理学に対する熱意、表現力、説明力等を評価します。合格すると生命理学科へ学科分属できます。
私費外国人留学生入試(1-2月実施、2月合格発表、4月入学)
外国籍であっても日本人学生と同様に日本語の講義で卒業単位を取得するコースです。生命科学に強い関心を持つ人が対象です。日本留学試験(日本語、理科、数学)および英語検定試験(TOEFL、IELTSなど)、提出書類によって総合的な基礎学力を評価します。また、面接により理学の諸分野における教養の幅広さと知識の深さ、チャレンジ精神と知的好奇心、日本語能力、表現力、説明力を評価します。合格すると生命理学科へ学科分属できます。
詳しくは入試情報ページをご覧ください。
分属について
入学試験の形態によらず、入学した人は1年次には学科に属さず、まず全学共通教育を受けます。数学や理科の基礎科目はもちろん、物事に対する考え方や議論の方法そのものを学ぶ専門リテラシー、人文社会系の教養科目、外国語など、高度な知識人に相応しい教養を身につけます。これは名古屋大学理学部の大きな特長で、自然科学や人文科学の十分な素養に基づく幅の広い視野に立って専門を選択させる late specialization の考え方に基づいています。この間のサークルや社会活動は、さまざまなことへの気付きや、さまざまなことを体系づける力を涵養するでしょう。一般選抜と学校推薦型選抜で入学した人は、入学後1年目の冬に学科分属が行われ、希望者多数の場合は成績順となります。