研究成果

小田祥久教授らの研究成果がNature Plants誌に掲載されました

貴嶋 紗久 研究員、佐々木 武馬 助教、高谷 彰吾 研究員、学部学生の浅野 僚介さん、小田 祥久 教授らの研究グループは、植物の道管の形成を制御するタンパク質の機能を明らかにしました。研究グループは、シロイヌナズナの道管においてMIDD1タンパク質が細胞壁の形成を局所的に抑制することにより、道管の水の輸送路の幅を調節していることを突き止めました。MIDD1タンパク質は細胞膜近傍で相分離を起こし、細胞壁合成のレールとなる微小管の分解を促進していました。本研究の知見は、細胞壁形成を人為的に制御し、植物の形態や硬さを制御する新技術につながることが期待されます。本研究成果は2024年1月3日にNature Plants誌に掲載されました。