研究成果
博士課程学生の山ノ内勇斗さん・上川内あづさ教授らの研究成果がScience Advances誌に掲載されました
博士後期課程学生の山ノ内 勇斗さん、田中 良弥 講師、上川内 あづさ 教授らの研究グループは、AIを使った動物行動解析ツール「YORU」を開発しました。動物の行動の仕組みを研究するためには、さまざまな行動を個別に解析・定量することが欠かせません。YORUは、機械学習のアルゴリズムの一つである物体検出を応用し、従来のツールでは困難だった交尾やグルーミングなどの複雑な動きを伴う行動解析に加え、複数個体が同時に相互作用する社会性行動も正確・迅速に解析することを可能としました。さらに、リアルタイム解析機能を投影光学系と組み合わせることで、特定の行動を示した個体をピンポイントで狙って、その神経のはたらきを操作することに成功しました。本ツールにより、従来は科学的な解析や定量化が困難だった動物行動の原理を効率的に研究できるようになります。本研究の成果は、神経科学・動物行動学にとどまらず、生態学やスポーツ科学など「行動」が関連する広範な研究分野の加速的発展に寄与すると期待されます。本研究成果は2026年2月12日付の国際科学雑誌Science Advancesに掲載されました。
