研究成果

山田萌恵助教らの研究成果がNature Plants誌に掲載されました

山田 萌恵 助教らの研究グループは、植物の細胞分裂時に細胞板の形成を促進する分子モーターを発見しました。植物は細胞分裂の最後に細胞板と呼ばれる「壁」を細胞内に構築することで2つの細胞に分離します。細胞板の材料を細胞内で運ぶ機構の存在は示唆されてきましたが、その詳細な機構は長年謎のままでした。本研究は、細胞板材料が分子モーター「キネシン12」によって運ばれ、細胞分裂面に蓄積することで細胞板が形成される機構を解明した重要な成果です。この結果は植物が進化の過程で細胞分裂機構をどのように適応させてきたかを理解する上でも、重要な知見となることが期待されます。本研究成果は、2025年2月4日付の英国科学誌Nature Plantsに掲載されました。