一粒の種からどのようにして葉・茎・根をもった植物が生まれるのか、いつどのようにして花が咲くのか、などの疑問に答えるのが、私たちの研究の目的です。
植物の生命活動は、多くの遺伝子や蛋白質の働きによって支えられています。昔から、花が咲くのは、葉で作られるフロリゲンと呼ばれる物質の作用によると考えられてきました。私たちの研究班はこのフロリゲンの遺伝子を発見してきました。
また、植物の葉は扁平で、根や茎は棒状です。このような形づくりには、特徴的な遺伝子や低分子の核酸や蛋白質が必要であることがわかってきました。しかし、これらの遺伝子や分子が、どのようにして植物の生命活動を支えているのかは、不明です。私たちは、ゲノム解析が進んでいるシロイヌナズナやイネなどを用いて、これらの問題を研究します。
植物に関する多くの謎を解明することにより、人類のパートナーである植物の生命力や機能(植物力)を維持・向上させるための、新たな方途を探ります。

※公募研究募集は終了しました。
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「高校生物解説書(植物編)」講談社より出版
「どうですか最近、面白いことやってる?」
(2009年7月31日、中京大学セミナーハウス・レイク
ビュー白馬、夏の研究班会議:島本さんのオーガ
ナイズでした)