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テーマ:モデル生物から非モデル生物へ

DNAシークェンス解析技術の発展とCRISPR/Cas9に代表されるゲノム改変技術の応用により、これまで現代生物学研究のまな板に載らなかった非モデル生物研究が可能になってきています。野外と実験室の垣根もどんどん低くなっていくでしょう。そこで今回の小型魚類研究会ではkeynote speakersとして、魚類進化とゲノムの変化の因果関係に迫ろうとしている三人の気鋭の研究者を招聘し、メダカ、ゼブラフィッシュに限らずもう少し広いperspectivesに触れようと考えました。Oral発表の枠も14-15人考えていますので、ぜひ若手からのchallengingな研究の応募をお待ちしています。Poster発表では途中から懇親会に突入しそのまま活発な議論を続けてください。名大での研究発表に加えて、2日目の午後に、名大から徒歩15分の距離にある東山動植物園 世界のメダカ館でのワークショップ(バックヤードツアーと興味深い魚たちの紹介)を行います。Labへの帰路にメダカ館の多様な魚にふれ、これからの各自の研究の方向のヒントが得られたらと希望しています。また研究会のアウトリーチの一環として、1日目の午前に新潟大・酒泉さんとメダカ館職員の方たちに、東山動植物園内での一般向け講演会を行ってもらいます。名古屋でお会いするのを楽しみにしています。

世界のメダカ館とは?

世界のメダカ館は、東山動植物園の展示施設として1993年に開館し、日本・アジア産のオリジアス属のメダカを中心に、泳ぐ宝石と呼ばれる世界中のメダカの仲間約150種を集めたユニークな水族館です。そのほとんどを館内で継代飼育させており、小型魚であるメダカ類の繁殖技術の高さは動物園内外から高く評価されています。また、国内に生息する希少淡水魚の繁殖にも力を入れており、淡水魚として国の天然記念物に指定されている4種全てをご覧いただくことができます。世界のメダカ館は、身近な水辺の環境を小さなメダカを通して楽しく学ぶことができる教育施設でもあります。世界のメダカ館の紹介ブログはこちらをみてください。http://www.higashiyama.city.nagoya.jp/blog/cat20/

世界のメダカ館 外観
世界のメダカ館 内観

©東山動植物園
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