葉の形態形成と
葉緑体分裂の研究 

最近の関連文献: 
Asano, T., Yoshioka, Y., Kurei, S., Wataru Sakamoto, W., Sodmergen, and Machida, Y.: A mutation of the CRUMPLED LEAF gene that encodes a protein localized in the outer envelope membrane of plastids affects the pattern of cell division, cell differentiation, and plastid division in Arabidopsis. Plant J. 38, 448-459 (2004)
 

我々は、葉の形態異常を示すcrumpled leaf (crl)変異体を研究してきた。この変異体は個体が小さく、葉が歪んでいるなどの異常を示すが、主要な異常は葉緑体が巨大化し、細胞あたりの数が減少していることであると推察された(図)。CRLタンパク質の細胞内局在を調べたところ、葉緑体の外包膜に存在していた。これらの結果から、CRLタンパク質は葉緑体の分裂に関わっている可能性が考えられる。現在、CRLがどのようにして葉緑体分裂と葉の形態形成に関わっているのかを研究している。 
 

 


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