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<米コロンビア>メダカ生態実験の報告会 亡き飛行士たちに感謝

 空中分解事故を起こした米スペースシャトル「コロンビア」の船内で実施されたメダカ生態実験の報告会が30日、東京都江東区の日本科学未来館で開かれた。宇宙の無重力が生命の誕生などに大きな影響を与える可能性を示すデータが得られ、実験を提案したお茶の水女子大大学院生の新堀真希さん(23)は「実験に協力してくれた亡き飛行士たちに感謝し、今後も研究を発展させていきたい」と語った。

 実験は、地上で産まれた卵4個をコロンビアで宇宙に運び、同時進行の地上実験と比較しながら、誕生の仕方や発育の違いを探った。新堀さんは2月1日のコロンビアの事故前に送られてきた実験映像を解析した。

 その結果、地上ではすべての卵がふ化したが、コロンビアに載せられた卵は1個かえっただけ。遊泳速度も、地上のメダカに比べて100分の1以下でほとんど停止していた。また、卵の中の胚(はい)は地上では数時間で1回転していたが、宇宙ではほとんど止まっていた。

 宇宙でメダカを誕生させる実験は宇宙飛行士、向井千秋さん(50)が94年に実施した。テレビ会議を通して報告会に参加した向井さんは「胚の回転運動まで止まるとは大きな驚きだ」と話していた。 【田中泰義】(毎日新聞)
[4月30日21時49分更新]