模様に関する3つ目の、そして最大の謎が、「どうやって模様は描かれるか?」です。下の写真を見てください。




魚の骨の構造は、大体上の写真の様になっています。これは、見た目に形の違う魚でもほとんど同じです。そして、筋肉、血管、神経なども、ほぼこの骨の構造に沿って存在しています。
ところが、模様はこの骨の構造とはまったく異なるのです。
どう見ても、中身と外のパターンには、何の関係もありません。つまり、模様を描くときに、皮膚の細胞は、内部の構造をまったく使っていないと言うことになります。 しかし、そうするとどうやって模様のパターンは決まるのでしょうか?
ここで、われわれは模様だけでなく、動物の形態、さらには自然に存在するいろいろなパターンがどうしたらできるかと言う、根本的な問題に直面することになります。
一般的に、整った形態や空間的パターンが、人間が何もしないのに勝手に出来上がることはほとんどありません。複雑な生物の体が、ひとりでに出来上がっていくという事実は、あたかも物理法則(熱力学第二法則)に反しているように見えます。しかし、生物でおきる反応が、物理法則に反しているはずはありません。では、どうやって形(パターン)はひとりでに出来上がるのでしょうか?
残念ながら、この基本的かつ重要な問題に対して、現代の分子発生学は、満足な答えを持っていないのです。(詳しくはここをクリック)
「なーんだ、わかってないのか。」と思われるかも知れませんが、答えがないということは、そこに「未知の原理があるはずだ」と言うことでもあります。 シマウマの模様の背後に、生物学上の重要な発見が隠れているかもしれません。 ちょっとわくわくしませんか? どうやって模様ができるかがわかれば、模様に関するほかの謎も解ける可能性もありますよ。
専門家にもわからない物を、素人がわかるわけはないと思うかも知れませんが、ちょっと考えてみましょう。 実は、ヒントはあなたの周りに転がっているのです。
模様の謎を解く鍵=波へ
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