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W4R 昆虫特異機能の分子基盤

   第27回日本分子生物学会大会
   日時:2004 年12 月11 日(土) 9:15 〜 12:00
   場所:R 会場(神戸商工会議所会館 会議室1/2/3)
世話人/座 長:柳沼利信(名大・院生命農),藤原晴彦(東大・院新領域)


環境により積極的に発生プロセスを変える現象は数多くの生物に見られ,最近はEvo-Devo(進化発生学)からさらに環境適応のコンセプトをより鮮明にしたEco-Devo(Ecological Developmental Biology:生態発生学)への興味が急速に広がりつつある。この流れは,多様な環境適応戦略を進化させた昆虫の分野で特に顕著で,活発な研究領域が形成されつつある。日長,温度などの環境変動や,個体間や集団における相互関係をモニターしながら,個体のみならず集団としての発育を調節している昆虫で特異的に発達した超高次機能(脱皮・変態,休眠,性行動,社会性,擬態など)に注目し,その背景となる分子機構の解明を目指している研究を紹介する。一方,鱗翅目昆虫として始めて解読されたカイコのゲノム情報の与えるインパクト,各種昆虫ゲノム・EST プロジェクトの動向なども併せて紹介いただき,分子昆虫学の将来を展望し,他分野の研究者にも興味あるワークショップとしたい。

9:15 W4R-1
アゲハ幼虫の擬態紋様形成を制御する分子機構
○二橋亮, 藤原晴彦(東京大・院新領域・先端生命)
9:35 W4R-2
アゲハチョウ産卵刺激物質受容体(GPCR)候補遺伝子の構造と機能
○尾崎克久, 中山忠宣, 吉川寛(JT 生命誌研究館)
9:55 W4R-3
昆虫前胸腺におけるエクジソン生合成の分子的理解に向けて
○丹羽隆介, 片岡宏誌(東大院・新領域・先端生命)
10:15 W4R-4
ショウジョウバエ性行動の遺伝解析
○山元大輔(早稲田大・理工)
10:35 W4R-5
昆虫の脱皮・変態の時間的制御機構
○上田均1,3, 阿川泰夫2, 高井将圭3, 首藤一平3, 広瀬進2(1 岡山大院・自然科学, 2国立遺伝研・形質遺伝, 3岡山大・理・生物)
10:55 W4R-6
カイコ胚休眠の分子機構
○柳沼利信1, 塩見邦博2, 新美輝幸1, 山下興亜1(1 名大・院生命農, 2信州大・繊維)
11:15 W4R-7
社会性昆虫におけるカースト多型機構とその進化
○三浦徹(北大・地球環境)
11:35 W4R-8
ゲノム情報からみたカイコの性決定機構
○嶋田透1, 鈴木雅京2, 船隈俊介1, 高橋道佳1, 大林富美1,5, 小池淑子1,6, 藤田英美1, 田村俊樹3, 阿部広明4, 三田和英3(1 東大・院農生科, 2 理研, 3 農業生物資源研, 4 農工大・農, 5 現・埼玉医大,6現・国際医療センター)
11:55 総合討論