授業案内

学部2年生 前期時間割

※「基礎遺伝学Ⅰ、Ⅱ」および「基礎細胞学Ⅰ、Ⅱ」はそれぞれ連続した内容の講義なので必ず両方を受講すること。

太字は代表者。※尚、講義室は変更される場合があります。掲示を注意してください。

時限 1 2 3 4 5
8:45~10:15 10:30~12:00 13:00~14:30 14:45~16:15 16:30~18:00
基礎細胞学 I
[E131]
高木・久本・平子・大隅
基礎遺伝学 I
[E131]
・上川内・吉岡・岩渕・金森
基礎生化学 II
[E131]
清水・井原・杉山(康)
全基・言Ⅰ 教職
文系教養 全学教養 基礎生物物理学I
[E131]
廣明・須藤・兒玉
----- 教職
基礎遺伝学 II
[E131]
森・上川内・吉岡・岩渕・金森
基礎生理学 I
[E131]
小田・近藤
基礎生化学 I
[E131]
木藤・本間
----- 教職
----- 基礎細胞学 II
[E131]
高木・久本・平子・大隅
理系基礎 ----- 教職
理系基礎 文系基礎 基礎生物学演習 I [E316]吉岡
基礎生物学演習 I [F301]平子
基礎生物学演習 I [E131]荒木
基礎生物学演習 I [G102]清水
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学部2年生前期講義内容

基礎細胞学 I (E-131)

大隅 圭太・高木 新・久本 直毅・平子 善章
●講義の目的とねらい

「生物学のあらゆる問題を解く鍵は、最終的には細胞の中に見つかるに違いない。」これは、前世紀初頭に活躍した細胞生物学者E. B. Wilsonの言葉である。かれが述べているように、細胞は、生物の生命活動の基本単位である。この基礎細胞学は、細胞という空間の中で、遺伝学および生化学で学ぶ種々の生命分子が、どのようにして細胞固有の活動(物質の取り込み、エネルギー産生、運動と輸送、接着、成長・分裂、刺激応答等)を営むのかという基礎概念を、主に真核生物の知見を通して理解することをねらいとして開講する。講義で扱う内容は基礎細胞学I、II、IIIを通して学ぶものであるので、学生諸君はすべてを履修すること。

●授業内容

前期開講のI、II、では、主に細胞の構造と成り立ちという観点から講義を行う。講義では、細胞とはどのようなものかという概説を導入にして、細胞研究の歴史およびそれと密接に関わりのある顕微鏡についてまず学ぶ。次に細胞内の基本要素として重要な膜および細胞骨格について、膜の物理化学的な性質、膜のダイナミクスと輸送、細胞内小器官、細胞骨格と細胞運動の順に学ぶ。最後に、高等多細胞生物において重要な細胞同士の接着と細胞外の構造について学ぶ。

  1. 細胞とは(1章)+顕微鏡の原理
  2. 膜の構造(11章)
  3. 膜輸送(12章)
  4. 細胞内区画と細胞内輸送(15章)
  5. 細胞骨格(17章)
  6. 細胞のつくる社会:組織、幹細胞、がん(20章)

(各項目の最後に、対応する教科書の章を示してある)

◆教科書

Essential細胞生物学(原書第3版)南江堂

◆参考書

細胞の分子生物学(第5版)Newton Press

◆その他

試験は担当教員の区切りごとに計4回行う。

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基礎遺伝学 I (E-131)

森 郁恵(代表)
●講義の目的とねらい

基礎遺伝学 Ⅱ と連続して、分子生物学の基礎をワトソンの教科書に即して網羅的・体系的に学ぶ。

●授業内容

メンデル遺伝学の世界、大腸菌を中心とした細菌と哺乳類などの高等真核生物の遺伝子研究で得られた分子生物学的世界(DNAと染色体の構造、 DNAの複製、遺伝子の転写・翻訳、細菌の性と遺伝、遺伝的組換えの多様性など)について講義する。

講 義 日 担当者 試験日
4/15, 4/17, 4/22, 4/24, 5/1, 5/8, 5/13 上川内 5/13 1-6章
5/15, 5/20, 5/22, 5/27, 5/29, 6/3, 6/5 岩渕 6/5 7-8章
6/10, 6/12, 6/17, 6/19, 6/24, 6/26, 7/1 吉岡 7/1 9-11章
7/3, 7/8, 7/10, 7/17, 7/22, 7/24, 7/29 森/金森 7/29 12-15章
※「基礎遺伝学I」は「基礎遺伝学II」と併せて講義を実施します。
上記日程は「基礎遺伝学II」の講義日を含みます。ご注意ください。
◆教科書

ワトソン・遺伝子の分子生物学(第6版)

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基礎生化学 II (E-131)

井原 邦夫・清水 貴史・杉山 康雄
●講義の目的とねらい

生化学の基礎として水の性質を理解する。 タンパク質の構成成分であるアミノ酸の性質,タンパク質の構造と機能,酵素の機能と反応速度論,そして光合成の明反応と暗反応について理解する。

●授業内容

ヴォート基礎生化学の以下の章の内容を各担当者が解説する。
4章.アミノ酸(井原)
5章.タンパク質の一次構造(井原)
6章.タンパク質の三次構造(井原)
7章.ミオグロビンとヘモグロビン(清水)
11章.酵素触媒(清水)
2章.水の性質(杉山)
12章.酵素の反応速度論(杉山)
19章.光合成(杉山)

◆教科書

ヴォート基礎生化学 第3版

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基礎生物物理学 I (E-131)

廣明 秀一・兒玉 哲也・須藤 雄気
●講義の目的とねらい

生命は極めて複雑なシステムである。それを理解するためには、構成要素たる生体高分子(蛋白質分子および核酸)の構造・物性・相互作用を、物理化学の基礎原理として捉え、理解する必要がある。さらに、最先端の生物学研究には、高度な生体計測・機器分析の利用が必須であるため、個々の実験手法の基礎知識をも把握していなければ、それらを有効に活用した独創的な研究はできない。本講義は、生命理学の学習者を対象として、生体高分子(主に蛋白質と核酸)にかかわる物理化学の基礎をまず習得し、その後、平衡や分子の安定性、化学平衡、反応速度論、量子力学、分光学と光生物学などについて幅広く概説する。

●授業内容

以下の内容について、教科書に準じて解説する。
・物理化学の基礎(基礎概念)、相平衡~核酸・タンパク質の安定性~濃度と化学ポテンシャル~浸透圧(3章)、化学平衡~反応ギブスエネルギー~酸塩基平衡と緩衝液(4章)(廣明)
・微視的な系の力学(量子力学の基礎、物質の二重性~波動方程式~多電子原子・9章)(廣明)
・生命過程の速度論、反応速度~アレニウスの式(6章)、速度式の解釈~反応ダイナミクス(7章)(兒玉)
・光学分光法と光生物学~紫外・可視スペクトル~レーザー~蛍光(13章)(須藤)

講義回数 内容
第1講~第4講 物理化学の基礎概念、相平衡、化学平衡
第5講~第7講 量子力学の基礎、小テスト(第7講)
第8講~第10講 生命過程の速度論、反応速度、速度式の解釈
第11講~第12講 光学と分光法の基礎
第13講~第14講 光生物学
◆教科書

アトキンス生命科学のための物理化学(東京化学同人)

◆参考書

ヴォート基礎生化学(東京化学同人)

◆その他

教科書の予習・復習に努めるとともに、これまで学んだ他の基礎科目の知識を、有機的に組合わせながら、さらに高度な理解を目指す「積み上げ型学習」を特に意識すること。

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基礎遺伝学 II (E-131)

吉岡 泰(代表)
●講義の目的とねらい

基礎遺伝学Ⅰ と連続して、分子生物学の基礎をワトソンの教科書に即して網羅的・体系的に学ぶ。

●授業内容

メンデル遺伝学の世界、大腸菌を中心とした細菌と哺乳類などの高等真核生物の遺伝子研究で得られた分子生物学的世界(DNAと染色体の構造、 DNAの複製、遺伝子の転写・翻訳、細菌の性と遺伝、遺伝的組換えの多様性など)について講義する。

講 義 日 担当者 試験日
4/15, 4/17, 4/22, 4/24, 5/1, 5/8, 5/13 上川内 5/13 1-6章
5/15, 5/20, 5/22, 5/27, 5/29, 6/3, 6/5 岩渕 6/5 7-8章
6/10, 6/12, 6/17, 6/19, 6/24, 6/26, 7/1 吉岡 7/1 9-11章
7/3, 7/8, 7/10, 7/17, 7/22, 7/24, 7/29 森/金森 7/29 12-15章
※「基礎遺伝学II」は「基礎遺伝学I」と併せて講義を実施します。
上記日程は「基礎遺伝学II」の講義日を含みます。ご注意ください。
◆教科書

ワトソン・遺伝子の分子生物学(第6版)

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基礎生理学 I (E-131)

小田 洋一・近藤 孝男
●講義の目的とねらい

生理学は生命が自己を取り巻く外界を知り,その情報をもとに生活する原理について学ぶことを目的とする。講義では、植物と動物の生理について、それぞれの特徴に注意しながら解説する。

●授業内容
1.序論
1)生理学と生理学的方法
2)細胞の生理 ホメオスタシスについて
2.植物の生理
1)植物の構造:植物の細胞、組織の特徴
2)水分代謝:なぜ100mを越す高木に水が供給されるのか
3)光合成の環境適応:能率の良い光合成を実現する戦略
4)植物の環境適応-植物ホルモン:個体としても植物について
5)植物の環境適応-光形態形成:光生物学の基礎
3.動物の生理
動物が外界を知覚・認識するメカニズム
1)感覚受容:感覚(視覚、聴覚、嗅覚、温度感覚など)の仕組み
2)感覚情報処理:感覚入力を脳で知覚するまでの情報処理過程
◆参考書

授業中に紹介

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基礎生化学 I (E-131)

本間 道夫・木藤 伸夫
●講義の目的とねらい

タンパク質、核酸など生体分子の化学構造と性質、酵素と代謝、生体高分子の生合成など生化学の最も基本的な課題についての理解を深める。

●授業内容

主な講義内容は、生命の化学、ヌクレオチド,核酸,遺伝情報、単糖と多糖、脂質と生体膜、膜輸送、電子伝達と酸化的リン酸化、タンパク質の機能II:細胞骨格,モータータンパク,抗体、などである。

◆参考書

ヴォート基礎生化学

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基礎細胞学 II (E-131)

大隅 圭太・高木 新・ 久本 直毅・平子 善章
●講義の目的とねらい

「生物学のあらゆる問題を解く鍵は、最終的には細胞の中に見つかるに違いない。」これは、前世紀初頭に活躍した細胞生物学者E. B. Wilsonの言葉である。かれが述べているように、細胞は、生物の生命活動の基本単位である。この基礎細胞学は、細胞という空間の中で、遺伝学および生化学で学ぶ種々の生命分子が、どのようにして細胞固有の活動(物質の取り込み、エネルギー産生、運動と輸送、接着、成長・分裂、刺激応答等)を営むのかという基礎概念を、主に真核生物の知見を通して理解することをねらいとして開講する。講義で扱う内容は基礎細胞学I、II、IIIを通して学ぶものであるので、学生諸君はすべてを履修すること。

●授業内容

前期開講のI、II、では、主に細胞の構造と成り立ちという観点から講義を行う。講義では、細胞とはどのようなものかという概説を導入にして、細胞研究の歴史およびそれと密接に関わりのある顕微鏡についてまず学ぶ。次に細胞内の基本要素として重要な膜および細胞骨格について、膜の物理化学的な性質、膜のダイナミクスと輸送、細胞内小器官、細胞骨格と細胞運動の順に学ぶ。最後に、高等多細胞生物において重要な細胞同士の接着と細胞外の構造について学ぶ。

  1. 細胞とは(1章)+顕微鏡の原理
  2. 膜の構造(11章)
  3. 膜輸送(12章)
  4. 細胞内区画と細胞内輸送(15章)
  5. 細胞骨格(17章)
  6. 細胞のつくる社会:組織、幹細胞、がん(20章)

(各項目の最後に、対応する教科書の章を示してある)

◆教科書

Essential細胞生物学(原書第3版)南江堂

◆参考書

細胞の分子生物学(第5版)Newton Press

◆その他

試験は担当教員の区切りごとに計4回行う。

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基礎生物学演習 I (E-316)

吉岡 泰
●講義の目的とねらい

英語の論文を読み、英文が正確に理解できるようになる事を目指す。また、原著論文を読むには実験手法その他に関する基本的な知識が必要であるが、それらについても適宜解説してゆく。

●授業内容

分子遺伝学に関する英文の論文を教材として用い、英語で書かれた論文をどのようにして読解するかについての基本的な解説を行う。またそれと同時に論文を理解する為に必要な実験手法等の解説を行う。実際に演習時間中に不明な点に関する質問を受けながら英語で書かれた論文を和訳してもらう予定である。

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基礎生物学演習 I (F-301)

平子 善章
●講義の目的とねらい

4年時に卒業論文を書く際には英語原著論文を読み、理解することが必要となってくる。本演習では、まず英語論文を読むことに慣れ、内容を理解し、あわせて論文の構成や論理の進め方を学ぶことを目的としている。また、特定のテーマに関連した論文を取り上げていくことで、研究がどのように進展していくのかを知ることもできるようにしている。

●授業内容

教員が選んだ原著論文を各自で授業までに熟読しておく。授業中に1パラグラフずつ交代で読み、訳していく。順番は教員がランダムに指名して行くので、全員が授業前に必ず論文を読んで予習しておくことが必要である。授業終了後に,その日に読んだ分のまとめを日本語で書き提出する。論文は幹細胞とiPS細胞に関連したものを予定している。

●参考書

「大発見」の思考法 iPS細胞 vs.素粒子 山中伸弥、益川敏英 (文春新書)

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基礎生物学演習 I (E-131)

荒木 聡彦
●講義の目的とねらい

研究・調査を自分で行う上で、その研究テーマに関する最先端の研究状況や世界で行われている研究を知ることは不可欠であり、また研究を進めるのに非常に役に立つ。世界の研究者は、論文という形で、最新で詳細な研究内容を発表するため、論文を読み、調べることで、最新の情報・詳細な情報を得ることができる。そこで、論文(英語論文)から生物学の情報を得る技術を身につける。

●授業内容

論文から情報を得る技術や生物学の研究のようすの講義を聞きながら、自分でも論文を読み発表して技術を磨いてゆく。初めは、与えられた論文を読み、その内容を授業参加者に発表する。その後、自分の興味ある分野の論文を自分で選び、その内容を発表し、質問を受け、議論をしていく。

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基礎生物学演習 I (G-102)

清水 貴史
●講義の目的とねらい

細胞生物学、発生生物学(動物)の理解に必要な基礎知識、実験技法の原理を英文の教科書や原著論文、総説を精読することによって学習する。また、学んだことを要約して、発表する力を養う。討論を通して相手に伝わるように話すこと、質疑応答する力を培う。

●授業内容

最初に簡単なガイダンスと講義を行う。指定された細胞生物学、発生生物学の英文教科書を各自で予め精読する。発表者は、指定された範囲についてスライドにまとめて発表する。発表に対して、全員で討論し、疑問点を検討して理解を深める。発表は、プレゼンテーションソフトで作成したもので行う。
また、各自で興味を持った事柄について英文の論文を検索して読解する。論文の内容を紹介して全員で討論する。
適宜、レポート(教科書、論文の要約等)課題を課す。

●参考書
Molecular Biology of the Cell B. Alberts ら著
Principles of Development L. Wolpert 著
●その他
適宜プリントを配布する。

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